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野生パンダの総数が1900頭近くに増加

パンダは中国特有の種類をとして、中国では国宝と呼ばれている。2023年12月まで、中国のジャイアントパンダ野外個体群の総数が、80年代の約1100頭から現在の1900頭近くまでに増加した。世界のパンダの施設での飼育数は728頭に達したことが明らかになった。国際自然保護連合はパンダを「絶滅危惧種」から「危急種」に引き下げた。これは中国のパンダ保護の成果が、国際的な野生動物保護界から十分に認められたことを物語っている。

中国はパンダの保護を強化するため、4回にわたる全国的なパンダ調査を行い、野外個体群の分布状況を把握した。この上で、天然林の保護、「退耕環林環草」、野生動植物保護、自然保護区建設などの重点生態プロジェクトの実施に注力し、パンダ野外個体群及び生息地の保護を不断に強化した。

特に、2021年10月にジャイアントパンダ国家公園が設立された。総面積は2万2000平方キロメートル以上に達し、約72%の野生パンダがしっかり保護された。パンダの生息地の連続性、協調性、完全性がさらに上がり、ジャイアントパンダ国家公園を主体とする生息地保護体系が形成された。パンダ生息地の保護面積は139万ヘクタールから258万ヘクタールに拡大し、パンダ野外個体群の安全と持続可能な発展が効果的に維持された。

中国は60年代よりパンダの人工繁殖を開始し、今世紀初頭に発情、交配と妊娠、子育てという3つの難題を突破した。施設で飼育中のパンダ個体群が徐々に増えている。繁殖ペアリング最適化プランに基づき、中国は2023年の年間で46頭のパンダを誕生させ、生存させることに成功した。世界のパンダの施設での飼育数は728頭に達した。施設の飼育個体群の平均親族関係値が徐々に下がり、遺伝の多様性が持続的に上昇している。
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